自己破産と任意整理について。お世話になります。知人の借金のことで相談させて...
自己破産と任意整理について。お世話になります。知人の借金のことで相談させて下さい。…
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国の借金問題いわゆる国の借金は嘘という事ですが、私は国の借金は周りの説明通り...
2020/2/2121:29:54
ベストアンサーに選ばれた回答
2020/2/2303:29:25
借金問題を考えるためには貨幣制度を理解しておく必要があります。
そもそも中央銀行が発行するお金も政府や国民に配る事は禁止されていますが、配れないのに流通するのは国民が借りて使うからなので、現代の貨幣制度における借金の役割は非常に重要なものとなります。
実際にお金が存在しない経済から考えるなら、お金の循環は以下のように行われています。
国民Aが米を生産→国民Bが1万円の借金で米を購入→国民Bが肉を生産→国民Aが1万円の所得で肉を購入→国民Bが1万円の所得で返済
借金で支出すればお金が流通し、労働で回収して返済すると経済から消滅するとわかります。
そうでないなら中央銀行が発行したお金をばら撒いている事になるので大問題でしょう。
このような制度にする理由はお金を回収するためです。
お金を発行しても回収できないのであれば「無責任に供給したお金」ですが、貸すのであれば最終的に返済されます。
つまり返済される以上にお金を貸せば供給量が増加し、お金を貸さなければ回収量が増加します。
因みにお金を供給できるのは中央銀行だけでなく、民間銀行が国民に貸す場合でも新しいお金が発行されていて、これを経済用語で信用創造と言います。
国民は「将来的に返済する」という約束をして、銀行は国民の約束を信用する事で新しいお金を発行できるので、現代のお金を信用貨幣とも呼びます。
このため経済全体の金融資産と負債は必ず同額で、負債のない金融資産は認められていません。
端的に表現するなら「国民が労働生産した商品を、国民が借りた取引道具で売買している」のが現代経済です。
以上の事から経済成長するために借金は必須となります。
実際に統計を見れば、負債増加率が高いほど経済成長率も高いとわかります。
以下は2000年代における日米欧の負債推移と経済成長率です。
日本
政府負債 2000年:695兆9994億円→2018年:1303兆8890億円(増加率87.3%)
民間負債 2000年:1799兆3827億円→2018年:2127兆3334億円(増加率18.2%)
年平均経済成長率0.23%
米国
政府負債 2000年:849兆7049億円→2018年:3175兆1196億円(増加率273.6%)
民間負債 2000年:4177兆3611億円→2018年:9075兆4709億円(増加率117.2%)
年平均経済成長率3.92%
欧州(ユーロ加盟国合計)
政府負債 2000年:688兆2051億円→2018年:1556兆1788億円(増加率126.1%)
民間負債 2000年:2647兆7526億円→2018年:5244兆5725億円(増加率98.0%)
年平均経済成長率2.80%
※政府は地方自治体を含む
出典:日本銀行・連邦準備銀行・欧州中央銀行
www.boj.or.jp/statistics/sj/index.htm/
www.federalreserve.gov/releases/z1/release-dates.htm
sdw.ecb.europa.eu/reports.do?node=1000002340
借金が増加すれば消費と所得も増加するため、経済成長率は高まります。
一般的に民間負債増加率が低ければ消費不足の不況なので、景気対策として政府負債増加率を高めますが、日本は驚異的に民間負債増加率が低い上に政府負債増加率も欧米より低いので消費不足の不況を続けました。
逆に日本経済が大きく成長していた時代は以下のように負債増加率を高めています。
日本
政府負債 1980年:129兆1500億円→1990年:294兆1636億円(増加率127%)
民間負債 1980年:693兆0588億円→1990年:1841兆3956億円(増加率165%)
年平均経済成長率6.11%
※同上
このように経済成長を目標にするなら借金を増やすしかありません。
ここで重要なのは政府と民間では借金の性質が違うという点です。
民間では国民Aが借金で1億円を支出すると国民Xが1億円を受け取るので、国民Aは何らかの労働で1億円を回収しなければ破綻しますが、政府は労働ではなく徴税で強制回収します。
借金で1億円の公共事業をすれば請負業者から法人税を徴収し、請負業者が従業員に賃金を支払うと所得税を徴収し、従業員が店で消費すると消費税を徴収し、店の売上からも法人税を徴収…と循環する間に回収するだけなので、誰かがお金を燃やしていない限りは最終的に回収可能と考えられます。
このため政府の信用は無限と言われますが、実際は政府も破綻する事があります。
これは政府の徴税権が国内にしか及ばないからで、基本的には日本経済の国際収支で信用が決定します。
つまり「日本から外国に支払われるお金(国民全体の消費量)」と「外国から日本に支払われるお金(国民全体の労働量)」のバランスが重要です。
日本は、これが何十年も黒字だから問題ないのであって、ギリシャは赤字続きな上に有効な対策もできていなかった事から破綻しました。
いずれにしても経済の目標は破綻しないように借金を増やす事でしかないと認識する必要があります。
日本はこの部分を理解していない人が多いため、借金を削減しながら経済成長したいという原理的に不可能な目標を政治に要求してしまい、結果として経済が停滞しています。
借金しない限り経済成長しないのに、借金削減を目標にしたら経済成長できなくなるのは当然です。
まず借金とは経済でどのような役割を果たしているのか、そもそも我々が保有しているお金とは何処からどのようにして流通してきたのか、という基本的な事から考えてみなければいけません。返信を取り消しますが
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2020/2/2210:02:20
やまだはるおさん
2020/2/2122:27:51
国も株式会社も同じです。『借金』は『資産』と比較して初めて意味が解ります。国債は『借金』ですが、それによって『資産』が増えれば相殺されます。
日本は累積で数百兆円の『国債残高』がありますが、それに近い『資産』があるのです。
また、日本政府は外国の『国債』も大量に保持しています。
『借金(国債残高)を減らすために「消費税」を増税した』と思っている人がいるようですが、それは間違いです。
また、高齢者の福祉のために「消費税を増税した」という話もありますが、これも間違いです。
「増税」による「収入増」がどの項目に使われたかは不明なのです。
「消費税の増税分」に見合う額が「企業の法人税の減税」になっています。
私は、これが本質だとみています。2020/2/2122:02:23
2020/2/2121:57:42
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