任意整理を行い金融機関と和解すると、今後返済延滞があった場合に一括返済を請求することを約束する「期限の利益喪失」を定めます。クレジットカードを任意整理の対象外にし、残したクレジットカード使用で浪費があり他の借金返済が延滞してしまうと、借金の一括返済を請求され取り返しがつきません。

クレジットカードを任意整理の対象外とすることでクレジットカードを残せますが、クレジットカードが任意整理の対象であれば強制解約になります。クレジットカード会社から多額の借金があって任意整理する方はクレジットカードを残すことはできません。

任意整理の手続きをすることによって記録される金融事故情報というのは、個人についてのものです。そのため、夫が任意整理をして信用を失っていたとしても、家族である妻の信用には影響がありません。

たとえば、クレジットカード会社Aに100万円の借金があり、クレジットカード会社Bに5万円の借金があるとします。クレジットカード会社Aの借金のみ任意整理する場合、クレジットカード会社Bのカードは手元に残すことができますが、クレジットカード会社Aのカードは強制解約になります。

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