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借金500万円男、カード会社と和解。ギリギリの交渉の中身とは…

―[負け犬の遠吠え]―
ギャンブル狂で無職。なのに、借金総額は500万円以上。 それでも働きたくない。働かずに得たカネで、借金を全部返したい……。 「マニラのカジノで破滅」したnoteが人気を博したTwitter上の有名人「犬」が、夢が終わった後も続いてしまう人生のなかで、力なく吠え続ける当連載は49回。  今回は、裁判を目前に控えカード会社と和解したお話です。

インターホンが鳴りましたね

クレジットカード 皆さんはNintendo Switchで発売されたモンスターハンターライズのアップデート情報を見ましたか?  いや、僕は驚きましたね。もう今までがベータ版で、これからが本編なんじゃないかって思っちゃいましたよ。ちなみにスマッシュブラザーズの新キャラは誰がくると思いますか?  個人的にはやっぱりキングダムハーツのソラだったらいいな〜って思います。僕は1993年生まれで今年28歳になるんですが、やっぱり一番ゲームに熱中していた時のキャラクターが一番燃えるって言うか、アツいな〜!って、そう思うんですよね。だから最近はもっぱらスマブラの練習しちゃってます(笑)。  そういえば数日前にTwitterのフォロワーさんが 「和菓子を送ったので届いたらゲーム配信してください!」  なんて言ってくれちゃったりして。嬉しいな〜。コロナで家から出られない時代ですけど、インターネットにはみんながいるし、ゲームは面白いし、ナンクルナイサー!って感じで乗り切っていきましょうよ!  お、インターホンが鳴りましたね。和菓子かな? 牛乳買っておけば良かったです(笑) 和菓子には牛乳が一番合うんですよ。 「特別送達です。2通ともサインをお願いします」  2通のどちらも東京簡易裁判所からの手紙だ。 「訴状 立替金請求事件」  被告の欄に、僕の名前が書いてあった。ゲームを消し、とりあえず写真を撮ってインターネットに公開した。目的は無い。SNSでの反応を見てなんとなく心が軽くなった気がする。「借金をしているのに元気に生きてるヤベー俺」は、他者の反応なしには成り立たない。

「被告」とは惰性が生んだ肩書き

 届いたのはレイクとセブンカードプラスだった。両名共に去年の5月くらいから、一括での請求しか認めないと言われていたので、ずっと電話を無視していた。レイクの方は1月に裁判所を通して支払督促を送っていて、その際に 「分割で支払いたいです」  と返事を書いている。それに対し、今後は通常の裁判手続で審理をすることになったそうだ。  裁判が継続することについて「闘っている」という感覚はない。おそらく法テラスで債務整理か自己破産をすれば解決してしまうような問題なのだろう。「被告」とは惰性が生んだ肩書きだ。  さて、裁判所の呼び出し期日が決まってしまっている。平日はもうアルバイトで埋まってしまっているから、ここからいつもの手順で話を進めなければならない。被告になるのはこれで3回目だ。みずほ銀行カードローンの時に経験している。ちなみにみずほ銀行とは月に9000円を支払う形で和解になった。
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カード会社と交渉
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